8月6日 こども病院 夏まつり

患者家族への支援

2017.08.06

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今年も夏まつりの日がやってきました。
 食べ物メニューは定番の、焼きそば、たこ焼き、わたあめ、かき氷で、ゲームは水ふうせん釣り、スーパーボールすくい,それにお菓子が一緒についてくる魚釣りゲームです。頼もしい助っ人である栄養科のみなさんが、子どもたち一人分のカロリーを考えて分量を決め、調理器具の洗浄や食材の準備をしてくださいました。
 そして、今年の目玉は何と言っても、レモネードスタンドです。レモネードスタンドとは、レモネードを売り、その売り上げを小児がん研究に使ってもらおうと、白血病だったアメリカのある女の子が始めた活動です。日本でも、小児がん撲滅を目指した臨床試験研究グループ(JCCG)への応援活動として全国各地で広く行われており、千葉県こども病院の血液腫瘍科の病棟でも夏祭りの会場の一部にスタンドを設置しました。入院中の女の子がデザインしてくれたお揃いのTシャツを着て、募金活動をしたところ、大人気となり、何と目標杯数を超えて、追加でレモネードを慌てて作るほどの盛況ぶりでした。
 お父さんたちは、いつも通り、焼きそば作りやたこ焼き作りで大活躍。背中で頼れる姿を見せてくれました。また、あるお父さんは浴衣姿でDJに変身!ノリノリの音楽で、子どもたちも嬉しそうに踊っていました。普段、体を動かすことが少ない入院生活ですので、いい運動になったと、見守っていたお母さんたちも嬉しそうでした。
 夜は恒例の花火です。いつもは病棟前のロビーで待っているきょうだいも一緒に、家族全員で花火をしました。きれいな満月の下、一人一人、いろんな花火を手にいっぱい持ちながら、花火を楽しみました。
 今回、スタッフとして参加しましたが、病気と闘っている子どもたちが、今日だけは一日、目一杯遊んで、病気のことを少しでも忘れることができる一日となっていたら、うれしく思います。自分自身も、かつて病気を体験した一人として,闘病中、大切にしてきたことは、入院中であっても「日常」を忘れないことだと思っていたからです。日常を忘れないという意味でも、夏にはやっぱりお祭りが必要です!来年も、楽しい夏祭りにするぞー!(文責 丸