10月26日 第11回公開講座の開催

患者家族への支援

2025.11.09

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千葉大学医学部附属病院の会場には小児がん経験者と家族、関係者が参加し、顔見知りの方が多く、アットホームな雰囲気で行われました。また、今年は初めてオンデマンド配信を行い、小児がん経験者・家族や医療・行政関係者、一般の方など、多くの方から申し込みがありました。
「こどもの悪性腫瘍」では、小児がんの知識と晩期合併症や小児科から成人内科への移行などの課題についてのお話を伺いました。会場の経験者家族から、自分のこどもの病気しか考えてなかったが、一般的な小児がんの動向や社会的な課題を知ることができてよかったという感想が聞かれました。
「若い女性のヘルスケア」のお話では、妊娠・出産年齢の高齢化に伴い月経関連疾患が増えていること、子宮頸がんは、他のがんと異なり、原因がウイルスで、ワクチンでの予防や検診で早期発見ができるがんであるということを学びました。経験者からはホルモン補充のことなど具体的な質問がありました。
日本は海外に比べて、低用量ピルの内服、ワクチン接種率、頸がん検診率、かかりつけ婦人科を持つ女性が少ないそうです。婦人科は足が向きにくい科でもありますが、自分の体を守るために、心配な時は受診が必要だと改めて感じました。
これらの講演が、小児がんや婦人科疾患の理解を深め、だれもが健康な社会生活を送ることができる一助になることを願います。(文責 中島)