2019年3月11日 小児がん経験者と家族の講演会・交流会

講演・社会啓発

2019.03.11

  • 2019年3月11日 小児がん経験者と家族の講演会・交流会
  • 2019年3月11日 小児がん経験者と家族の講演会・交流会
  • 2019年3月11日 小児がん経験者と家族の講演会・交流会

千葉県健康福祉部の企画で「小児がん経験者と家族の講演会・交流会」が開催されました。
昨年度はピアサポーター研修会として、医学的な知識やピアサポーターとしての心構えを学びロールプレイングでの実践を行いました。
今年度は経験者と家族が抱える問題を知るために、「がんの子どもを守る会」の片山麻子ソーシャルワーカーをお招きして具体的な相談内容を講演していただきました。
がんの子どもを守る会は、昨年創立50年を迎えた親の会で、ミルフィーユも含む全国の親の会への協力・情報提供をしている組織です。
そこに全国から寄せられる相談は母親からが圧倒的に多いのですが、以前に比べて経験者本人からの相談が増えてきているそうです。また、治療中より退院後の生活に関する相談が多く、特に学童期の復学や近所への伝え方についての相談が多いとのことでした。
小児がん家族の体験談を聞いた後の交流会は、休憩中にお茶とお菓子をつまんでリラックスした雰囲気で始まり、病名や退院後の経過期間は様々ですが、仲間としてお互いの気持ちを想いながら、涙ぐんだり、笑ったり・・・あっという間の1時間でした。
今年度は前回のリピーターに加えて、全部で5病院からの参加がありました。
復学時の学校・友達とのかかわり方や再発の不安、清潔面への敏感な反応などに対して、母親だけでなく父親や経験者本人の立場からもわだかまりなく話すことができ、会が終わってからもしばらく話が尽きず、連絡先を交換するなど仲間の輪が広がる機会にもなりました。
ぜひ、次回の研修会でも「ピア」の輪が広がっていくように、みなさんのご参加をお待ちしています!

最後になりましたが、がんの子どもを守る会の片山さん、分かりやすい講演と交流会でのアドバイスをありがとうございました。
ミルフィーユでは、千葉県子ども病院で毎週火曜日に「いっぷく亭」を開いています。
心配や悩みだけでなく、少し疲れちゃったな・・と思った時は足を運んでみてください。
コーヒーを入れてお迎えします!(文責 中島)