神経芽腫の新薬が国内で初承認され、実用化されました

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2021.09.25

神経芽腫の新薬が国内で初承認され、実用化されました

神経芽腫は小児がんの中では白血病、脳腫瘍に次いで多く発生し、診断当初からほかの場所に広がっていることが多く、治療が終わったあとも再発の危険が高い病気です。
日本の発症人数は毎年160人ほどと少なく、希少疾患であるため再発時の治療薬や治療方法が確立されない状況が続いてきました。
しかし、ついに再発のリスクを減らす効果が期待できる新薬「ユニツキシン」(薬剤名:ジヌツキシマブ)が実用化され、治療選択肢のひとつとなりました。
諸外国では治療に使われている薬が日本では未承認のためにご家族が希望しても使うことができず、再発や治療に効果が出ない難治性の小児がんで苦しむ姿を目の当たりにしてきました。
神経芽腫の承認された新薬「ユニツキシン」を使用した有効な治療方法により、ひとりでも多くの子どもたちやご家族が新たな希望を持てると信じています。
病気と闘う苦しさを知っている私たち、患者・家族にとって、医薬品や治療法の進歩は大きな勇気と希望をもらえます。
患者数が少ない小児がんの医薬品の研究・開発に力を注ぎ、新薬を開発してくださった大原薬品工業株式会社のみなさまに心より感謝申しあげます。

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