2017年11月5日 第7回公開講座を開きました

講演・社会啓発

2017.11.05

  • 2017年11月5日 第7回公開講座を開きました
  • 2017年11月5日 第7回公開講座を開きました

この講座は、小児がんについて正しい知識を、一般の方々にも広く知ってほしいという願いで毎年開いております。成人ではニ人に一人ががんにかかると言われていますが、小児は年間2,000人から2,500人の発症と非常に少なく、がんの世界では言わばマイノリティーになります。そのために小児がんに関する理解はなかなか進みにくいといった現状で、治療を終えて元の生活に戻り復学しよう、進学しようとしても小児がん経験が理由で受け入れられないという話も聞かれます。
このような状況を打開する一助にと考え始めましたが、小児がんについてだけでなく、成人がんにも関連し、役立つ情報発信の場にもしようと、毎回、多くの方々に役立つテーマを考えている次第です。
今年は粒子線治療について学びました。昨今、放射線治療の進歩が目覚ましく、30年前には想像もできなかった治療法が使われるようになりました。この粒子線を使った放射線治療については、日本は世界をリードしているそうです。以前は不治の病とされていたがんですが、医療技術がどんどん進み、うれしいですね。いつの日か、がんが完全に撲滅されるのではと期待するばかりです。
(文責 井上)