11月29日 千葉県子ども病院 大運動会

患者家族への支援

2017.11.29

  • 11月29日 千葉県子ども病院 大運動会

4東病棟恒例の運動会をしました。
昨年から、運動会をもっと楽しめるように、栄養科に協力していただいて、昼食は医師や看護師も子どもたちと一緒に食べています。
今日は運動会特別献立で、おにぎり、鶏のから揚げ、エビフライ、たまご焼き、ブロッコリー、くだものが電車のトレーに入ってきました。
おにぎりは自分で握れるように、鮭のほぐしと梅干しの具と、海苔が付いています。中学生の男子は唐揚げを具にして、みんなとは一味違うおにぎりを作りました。
子どもたちは思い思いのおにぎりを作り、パクリ!と口に入れると、みんな美味しい笑顔です。
みんなが同じ献立を食べるために、低脂肪食を食べている子のおかずは、材料や調理法を工夫してあります。鶏のから揚げは、皮を外したむね肉を漬け込んでからスチームオーブンで焼き、エビフライはフライパンであぶった生パン粉を、泡立てた卵白でつけてからオーブンで焼いています。唐揚げのとり肉はもも肉ではなくむね肉を使って、油で揚げずに焼いているのと、脂質の多い卵黄を使っていないため、脂質量が抑えられているのです。
たまご焼きも卵黄を減らし、梅干しも全員が食べられるように加熱してありました。
子どもたちは、医師や看護師とテーブルを囲み、医師も自分と同じ低脂肪食を食べているのを見て、とても嬉しそうでした。
栄養科のスタッフが、献立から調理まで快く協力してくださっているおかげで、こうして食事会ができます。
午後からいよいよ運動会の始まりです。
毎年病棟の廊下で行っていましたが、今年は車いすの子もいるので、1階の会議室が会場になりました。
天井には手描きの万国旗を飾り、院内学級の先生が音楽を流すと、運動会の雰囲気さながらです。
病棟スタッフ、院内学級の先生方はジャージとはちまきでやる気満々。子どもたちは大人以上にやる気満々です!
選手宣誓は小学1年生の男女二人が、袖ヶ浦養護学校の教頭先生の前で行いました。始まる前は、緊張して涙ぐむ女子を男子が励まし、本番で力を合わせて宣誓出来たときは、大きな拍手が起こりました。
院内学級の先生と医師がセーラー服やナース服など女装する競争、親子でカードに書いてある人を連れてくる借り物競争や個人では仮装をしてお菓子をとる競技、最後はチェッコリ玉入れをしました。
子どもたちは、競技のたびに勝って喜び、負けて悔しがり・・・ 最後に赤組が勝つと、白組はとても悔しがっていました。本気で取り組んだ証拠ですね。
昼食のお弁当から運動会まで、医師、病棟スタッフ、栄養科スタッフ、院内学級の先生がたが子どもたちのために準備して盛り上げてくださり、まさに、大運動会となりました!
子どもたちの笑顔を見て、親も励まされ、笑顔になることができます。
ほんとうにありがとうございました。(文責 中島)