11月8日 千葉県子ども病院 ハロウィン

患者家族への支援

2017.11.08

  • 11月8日 千葉県子ども病院 ハロウィン

予定より一週間遅れてハロウィンをしました!
なぜ遅くなってしまったのか、というと、感染予防のため、子どもたちは10日間ほど自分の部屋から出られなかったからです。
子どもたちが部屋から出られない期間は、遊びや食事も自室内で行い、廊下に出るのはトイレとお風呂の行き来のみとなります。その間病棟中は静まりかえっていましたから、子どもたちは今日のハロウィンをとても楽しみにしていました。
今日は病棟スタッフが一足先に、朝から仮装しての勤務です。
医師、看護師はじめスタッフ全員が、悪魔や魔女、カボチャなどハロウィンにちなんだ仮装や、テントウムシやピカチュウ、ウォーリー、アナとエルサなど思い思いの仮装で病棟中が賑やかな雰囲気になりました。
着ぐるみの医師は汗をかきながら頑張り、お昼にはカボチャの妖精?(栄養科科長)も登場して、子どもたちに食事を運んでくださいました。
昼食後、子どもたちは、手作りの黒いビニールマントとカボチャめがね、鬼の衣装を身につけたり、お姫様やミニオンになり、さあ、始まりです!
今年のハロウィンは退院した子のお父さんにバックミュージックをお願いしました。本格的なDJの腕前を持つお父さんの選曲で、全員がノリノリで廊下をパレードして、お部屋から出られないお友達にも会いにいきました。
その後、自分の写真つきのコウモリのカードを見つけてひとりずつお部屋に入り、ハロウィンの合い言葉"Trick or Treat (トリック オア トリート)"と言ってお菓子をもらいます。
このお菓子は、例年と同じように、食べたいお菓子をあらかじめ子どもたちから聞き取り、食事制限のある子は主治医や栄養科に種類と量を確認してから渡しています。子どもたちは、リクエストしたお菓子が届かないこともあると承知した上で受け取るのでトラブルはありません。
今年のハロウィンは子どもたちが少なく、時期も一週間遅れになったため盛り上がりが心配でしたが、病棟スタッフ全員が仕事中でも仮装をして、お父さんDJの楽しい音楽の協力もあり、とても盛り上がりました。
非日常である入院生活の中で、いつもと違う衣装を身につけて、制限食の中でも食べたいお菓子を食べる時間は、家庭での生活に戻れる楽しい時間になりました。(文責 中島)