5月6日 こども病院 アクセサリー教室

患者家族への支援

2017.05.06

  • 5月6日 こども病院 アクセサリー教室
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病棟で、アクセサリー教室を開催しました。

私は、毎年この時期に開催するアクセサリー教室の準備を担当しています。自身もこの病棟に13歳から20歳まで入退院を繰り返していた小児がん経験者です。

自分の出来る方法で、入院中の子供たちを少しでも応援できればという思いで、まわりの方々にご協力いただき今年度も開催することができました。
子どもたちは、いつも頑張っている自分へのご褒美や、日頃お世話になっているかたへの贈り物として、タッセルの飾りのついたバッグチャームを作製しました。
本来はお手本も作り方もありますが、子どもたちが純粋に楽しみだすと色んな発想が出てきてそのエネルギーは最強になりました。結果、自由に思うままつくってもらった作品はそれぞれの伝えたいものが詰まったような個性にあふれていて、思わず笑ってしまうような発想もあったりして。
入院生活の中では検査の痛みや抗がん剤の副作用の苦しみといったものに向き合わなくてはなりません。
自分自身、難しい病気なのだと子どもなりに理解して、投薬中の吐き気と戦うときはベッドから起きあがることができなくなった身体と対話しているような感じで、ただ時間が過ぎるのを一生懸命待っていたように思います。

治療と治療の合間で身体が休まるときは病棟内で行われるイベントが本当に楽しみでした。飛び込んでくる景色やみんなの姿にどこか明るい雰囲気を感じて、病棟にこもる>長い入院生活に耐えるためにはイベントはとても大切な時間で、かけがえのない経験となります。