ハーモニカコンサートとハーモニカ教室

患者家族への支援

2015.06.10

  • ハーモニカコンサートとハーモニカ教室
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ミラクルブレスの皆さんが千葉県こども病院を訪問してくださいました。ハーモニカ演奏家の伊藤加奈さんの演奏と、ハーモニカ教室が始まりました。
ミラクルブレスの皆さんが千葉県こども病院を訪問してくださいました。ハーモニカ演奏家の伊藤加奈さんの演奏と、ハーモニカ教室が始まりました。
ハーモニカはウェスタンミュージックやフォークソングなどでは重要な楽器として活躍していますが、いわゆるポップスなど広く聞かれ、歌われるジャンルの音楽での登場は多いとは言えません。でも、かつては小学校の音楽の時間で必ず習った楽器です。ドイツの時計職人が開発したそうです。大きさや構造など色々な種類があって、演奏法も一つのハーモニカだけでなく、二つのハーモニカを一度に口に当て、吹き分けたり、三つ以上のハーモニカをすぐそばに並べて素早く取り替えながら演奏するということもあります。 今回はまず伊藤さんの演奏で、子どもたちの好きな歌をたくさん聞かせていただきましたそしてその後、子ども一人一人に用意していただいたハーモニカ (プレゼントしていただきました)を使って、どうやったら音が出るのか、違う音を出すのは?などいろいろ習いました。30分もたたないうちに上手にふけるようになった子どもたちもいましたよ。プレゼントされたハーモニカは、分解して洗えるものでした。小児がん治療中は免疫機能が低下するため、普段なら全く問題のないバイキンでも、感染すると、場合によっては命にかかわることもあります。感染から守ること、これが治療を乗り越える大きな留意点の一つなのです。となると、一度、口をつけ、息を吹きかけたハーモニカを、翌日、また吹こうとすることはとても危険なことになります。そこで、ミラクルブレスの皆さんがハーモニカ制作会社に、洗えるものはないか、訊ねてくださり、それが可能なものを持ってきてくださったのです。本当にありがたいことですね。
近いうちに、子どもたちの発表会を兼ねてまたミラクルブレスの皆さんにお出で願い一緒に演奏家を…なんて夢見ています。