3月4日 千葉県こども病院 身近な鳥のおはなし
患者家族への支援
2026.03.09
千葉県立中央博物館の研究員小田谷先生から、渡り鳥やカラスのお話をお聴きしました。
小田谷先生は普段、博物館の展示や生態園の管理、様々な湿地の鳥の研究をされていて、今日は銚子から駆けつけてくださいました。
誰もが知っているツバメは、主にフィリピンなど東南アジアから春に日本に渡ってきて、子育てをして秋に戻ります。他にも、コガモやムナグロなどの渡り鳥は、何千キロもの距離を飛びながら眠り、飲み食いせずに海を渡るのだそうです。
あんな小さな体に、すごい能力を持っているのは驚きですね!
患児たちは、先生のお話を熱心に聴いて、初めての双眼鏡で一生懸命鳥を探しました。風が強いためか、残念ながら、空を飛んでいる鳥はほとんど見られず、中庭の花の蜜を吸いに来ているヒヨドリを観察しました。
病室に戻った患児が、お母さんに今日の話をして、双眼鏡で一緒に鳥を見ている姿はとても微笑ましい光景でした。また、検査で参加できなかった患児が残念がっていたので、体調の良いときに鳥を見られるように双眼鏡を渡しました。見ることができたかな・・・
患児・家族にとって病棟以外の方との交流は、数少ないコミュニケーションの機会であり、知識としての自信にもつながります。病棟内で生活している患児が、空を眺め、鳥に興味を持つ機会になってほしいと願います。
春先に軒下の巣の中のヒナが、親が帰ってくると一斉に口を開けて鳴いていた光景や、ツバメが巣を作る家は、家内安全で縁起が良いと聞いたことがあるのを思い出し、ツバメを見るのが楽しみになりました。
貴重なお話をありがとうございました。(文責 中島)





