5月24・25日 AYAがんの医療と支援のあり方研究会学術集会への参加
患者家族への支援
2025.06.04
AYAがんの医療と支援のあり方研究会は2018年に発足し、15歳から39歳までの思春期・若年成人(Adolescent and Young Adult, AYA)の世代で、がんを経験した人、AYA世代を迎えた小児がん経験者への支援を行っています。
AYAがんの医療と支援のあり方研究会ホームページ
学術集会の案内
今回が初めて参加し、最新のゲノム医療や画像診断、AYA世代にとって大きなハードルとなる就職・就労・キャリアなどのお話を2日間にわたり聴講しました。
経験者の間ではいつも話題になる、「就職するときに病名を告げるか、告げないか」問題から始まり、仕事と治療の両立やがん治療後の人生について、経験者と医療関係者の視点でのお話はとても興味深く、会場は満員で関心の高さを感じました。
千葉大学医学部附属病院の日野先生からのポスター発表では、「小児AYA世代がん患者支援チーム」を設立して千葉県全体でのAYAがん診療ネットワークの構築をめざしていると発表し、活発な質疑応答がありました。
誰もが病気になることを望んではいません。でも、病気になってしまったら、治療して、その後の人生で悪化させないように、リスクに応じた検査の継続と早期発見、生活管理が必要であること。気持ちや悩みを話せる仲間と専門的支援者が必要であることをあらためて考える機会となりました。(文責 中島)